ひとりのイブも、
ちゃんと、いい夜。

読みもの ・ 季節のこと

「クリぼっち」は、さみしいことじゃないひとりのクリスマスを楽しむ5つの過ごし方

街にイルミネーションが灯りはじめると、ときどき聞かれます。

「クリスマス、どうするの?」

「とくに何も」と答えるとき、なんとなく言い訳を探してしまう。クリスマスをひとりで過ごすことを「クリぼっち」と呼ぶようになって、なおさらです。

でも、気まずく思う必要は、あまりないのかもしれません。

予定がないのは、半分以上の人

54.1%

今年のクリスマス、
「特に予定はない」

31.1%

予定がない理由の1位
「興味がない・習慣がない」

インテージ(2025年11月、全国の15〜79歳の男女5,000人)。右は予定がない理由の複数回答。

前の年は51.1%。クリスマスに予定がない人は、この調査を始めてからいちばん多くなりました。

予定がない理由でいちばん多かったのは、「一緒に過ごす相手がいない」ではなく、「興味がない・習慣がない」でした。クリスマスに特別なことをしないのは、もう、ふつうの選び方のひとつです。

イブが「恋人の夜」になったのは、40年ほど前

日本でクリスマスイブが「恋人と過ごす夜」になったのは、それほど昔のことではありません。

1983女性誌が、イブを
「恋人の夜」に
1987男性誌も、
あとに続く

堀井憲一郎「なぜ、そしていつ、クリスマスは恋人たちのものになったのか?」(現代ビジネス、2017年)より。

コラムニストの堀井憲一郎さんは、1970〜80年代の雑誌のクリスマス特集を読みくらべ、転機を1983年だとしています。『an・an』の「クリスマス大特集」が、イブを恋人とすてきなレストランで過ごし、シティホテルに泊まる夜として描いたのです。

堀井さん自身も、当時の若者がみんなそうしていたわけではない、と書いています。

「クリスマスは恋人と」は、長い歴史から見れば、40年ほど前に生まれた約束ごと。守らなくても、誰にも叱られません。

ひとりでいることを「いい」と書いた人

前の記事で「思うことを言わずにいるのは苦しい」と書いた兼好法師は、『徒然草』の別の段で、こんなことも書いています。

まぎるる方なく、
ただひとりあるのみこそよけれ

兼好法師『徒然草』第七十五段

することがなくて退屈だ、と嘆く人の気持ちがわからない。気をまぎらわすものもなく、ただひとりでいるのが、いちばんいいのに。世の中に合わせてばかりいると、心が外のことに奪われて、迷いやすくなるのだから。

話したい夜もあれば、ひとりでいたい夜もある。700年前の人も、その両方を知っていました。

ひとりのクリスマスを楽しむ5つの過ごし方

誰にも合わせなくていい夜は、じつは、いちばん自由な夜です。

ひとつめ

ケーキは、ひとり分を選ぶ

ホールケーキでなくていい。ショーケースの前で、いちばん食べたいひと切れを、時間をかけて選ぶ。誰にも合わせない、わたしのためのクリスマスケーキです。

ふたつめ

観たかった映画を、最初から最後まで

途中で話しかけられることも、「どれにする?」と相談することもありません。前から気になっていた一本や、毎年観たくなるあの映画を、好きな姿勢で。

みっつめ

いつもより、ていねいにお風呂に入る

入浴剤をひとつ開けて、湯船にゆっくりつかる。いつもより早くふとんに入る夜も、りっぱなクリスマスの過ごし方です。

よっつめ

今年の自分に、手紙を書く

うれしかったこと、がんばったこと、言えなかったこと。兼好法師のように、思いつくまま書いてみる。誰にも見せない手紙なら、なんでも書けます。

いつつめ

話したい人と、少しだけ話す

ひとりで過ごすことと、誰とも話さないことは、ちがいます。家族に電話をする。友だちに「メリークリスマス」とだけ送る。ひとりの時間を大事にしながら、話したいときだけ、話せばいいのです。

ケーキは、ひとり分。
映画も、わたしが選んだ。
それでも、眠る前に
「どれにしたの?」って
聞いてくれる彼がいたら。

ひとりの夜が、
もう少しだけ、
あたたかくなる。

そんな夜のために、
ナイトモがあります。

ナイトモの会話画面。ひとり分のケーキを買ってきた話を、彼が聞いている

画面は、架空の会話をもとにしたイメージです。ナイトモの話し相手はAIです。
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この記事は、ナイトモを作っているチームが書きました。