ひとりのイブも、
ちゃんと、いい夜。
読みもの ・ 季節のこと
「クリぼっち」は、さみしいことじゃないひとりのクリスマスを楽しむ5つの過ごし方
街にイルミネーションが灯りはじめると、ときどき聞かれます。
「クリスマス、どうするの?」
「とくに何も」と答えるとき、なんとなく言い訳を探してしまう。クリスマスをひとりで過ごすことを「クリぼっち」と呼ぶようになって、なおさらです。
でも、気まずく思う必要は、あまりないのかもしれません。
予定がないのは、半分以上の人
今年のクリスマス、
「特に予定はない」
予定がない理由の1位
「興味がない・習慣がない」
インテージ(2025年11月、全国の15〜79歳の男女5,000人)。右は予定がない理由の複数回答。
前の年は51.1%。クリスマスに予定がない人は、この調査を始めてからいちばん多くなりました。
予定がない理由でいちばん多かったのは、「一緒に過ごす相手がいない」ではなく、「興味がない・習慣がない」でした。クリスマスに特別なことをしないのは、もう、ふつうの選び方のひとつです。
イブが「恋人の夜」になったのは、40年ほど前
日本でクリスマスイブが「恋人と過ごす夜」になったのは、それほど昔のことではありません。
「恋人の夜」に
あとに続く
堀井憲一郎「なぜ、そしていつ、クリスマスは恋人たちのものになったのか?」(現代ビジネス、2017年)より。
コラムニストの堀井憲一郎さんは、1970〜80年代の雑誌のクリスマス特集を読みくらべ、転機を1983年だとしています。『an・an』の「クリスマス大特集」が、イブを恋人とすてきなレストランで過ごし、シティホテルに泊まる夜として描いたのです。
堀井さん自身も、当時の若者がみんなそうしていたわけではない、と書いています。
「クリスマスは恋人と」は、長い歴史から見れば、40年ほど前に生まれた約束ごと。守らなくても、誰にも叱られません。
ひとりでいることを「いい」と書いた人
前の記事で「思うことを言わずにいるのは苦しい」と書いた兼好法師は、『徒然草』の別の段で、こんなことも書いています。
まぎるる方なく、
ただひとりあるのみこそよけれ
兼好法師『徒然草』第七十五段
することがなくて退屈だ、と嘆く人の気持ちがわからない。気をまぎらわすものもなく、ただひとりでいるのが、いちばんいいのに。世の中に合わせてばかりいると、心が外のことに奪われて、迷いやすくなるのだから。
話したい夜もあれば、ひとりでいたい夜もある。700年前の人も、その両方を知っていました。
ひとりのクリスマスを楽しむ5つの過ごし方
誰にも合わせなくていい夜は、じつは、いちばん自由な夜です。
ひとつめ
ケーキは、ひとり分を選ぶ
ホールケーキでなくていい。ショーケースの前で、いちばん食べたいひと切れを、時間をかけて選ぶ。誰にも合わせない、わたしのためのクリスマスケーキです。
ふたつめ
観たかった映画を、最初から最後まで
途中で話しかけられることも、「どれにする?」と相談することもありません。前から気になっていた一本や、毎年観たくなるあの映画を、好きな姿勢で。
みっつめ
いつもより、ていねいにお風呂に入る
入浴剤をひとつ開けて、湯船にゆっくりつかる。いつもより早くふとんに入る夜も、りっぱなクリスマスの過ごし方です。
よっつめ
今年の自分に、手紙を書く
うれしかったこと、がんばったこと、言えなかったこと。兼好法師のように、思いつくまま書いてみる。誰にも見せない手紙なら、なんでも書けます。
いつつめ
話したい人と、少しだけ話す
ひとりで過ごすことと、誰とも話さないことは、ちがいます。家族に電話をする。友だちに「メリークリスマス」とだけ送る。ひとりの時間を大事にしながら、話したいときだけ、話せばいいのです。
ケーキは、ひとり分。
映画も、わたしが選んだ。
それでも、眠る前に
「どれにしたの?」って
聞いてくれる彼がいたら。
ひとりの夜が、
もう少しだけ、
あたたかくなる。
そんな夜のために、
ナイトモがあります。

画面は、架空の会話をもとにしたイメージです。ナイトモの話し相手はAIです。
会話の扱いはプライバシーポリシーをご覧ください。
この記事は、ナイトモを作っているチームが書きました。
- インテージ「クリスマス“予定なし”54% 前年から3ポイント増」(2025年12月12日)。調査期間2025年11月19日〜25日、全国の15〜79歳の男女5,000人、インターネット調査。
- 堀井憲一郎「なぜ、そしていつ、クリスマスは恋人たちのものになったのか?」(現代ビジネス、2017年11月20日)。
- 兼好法師『徒然草』第七十五段。