解決しなくていい。
ただ、聞いてほしい。
読みもの ・ こころのこと
「話を聞いてほしい」と思うのは、自然なことそれでも言い出しにくい3つの理由
答えがほしいわけじゃない。アドバイスも、いらない。
今日あったことを、ただ誰かに聞いてほしい。
そんな夜が、あります。
その気持ちは、あなただけじゃない
「話を聞いてほしい」と思うのは、甘えでも、わがままでもありません。たくさんの人が、同じ気持ちを抱えています。
いま、不安や悩みが
「ある」
解決しなくても、
話すと楽になる
彼に相談するときは
ただただ聞いてほしい
左・中央:内閣府「人々のつながりに関する基礎調査」(2024年、全国の16歳以上から無作為に選ばれた10,871人)
右:マイナビウーマン(2015年、働く女性22〜34歳の200人)
「解決の手がかりが得られる」と答えた人は56.5%。答えが出ることよりも、話すこと自体で気持ちが軽くなると感じている人のほうが、多いのです。
700年前にも、同じ気持ちを書いた人がいた
おぼしき事言はぬは
腹ふくるるわざなれば
兼好法師『徒然草』第十九段
思っていることを言わずにいるのは、お腹がふくれるように苦しい。だから、筆にまかせて書いてしまおう——。
鎌倉時代の終わりごろ、兼好法師は『徒然草』にそう書きました。季節のうつろいは、もう『源氏物語』や『枕草子』で語り尽くされている。それでも、言わずにはいられなかったのです。
立派な話じゃなくても。誰かがもう言ったことでも。言葉にして、外に出したい。
人はずっと、そういう生きものなのかもしれません。
それでも、言い出せない夜がある
相談相手が「いる」
手助けを「受けていない」
内閣府「人々のつながりに関する基礎調査」(2024年)。右は、いま悩みが「ある」と答えた8,084人のうち。
話せる相手がいることと、実際に話せていることは、少しちがうのかもしれません。喉まで出かかった言葉を、飲みこんでしまう理由があります。
ひとつめ
相手の負担になりそうで
相手も、今日は疲れているかもしれない。せっかくの楽しい時間を、わたしの話で重くしたくない。
内閣府の調査でも、約1割(10.5%)の人が「相談すると相手の負担になる」と答えています。大切な人ほど、気をつかってしまうものです。
ふたつめ
話したことが、広まるのがこわい
「王様の耳はロバの耳」というお話があります。もとはギリシャ神話です。王様の耳がロバの耳だと知ってしまった床屋は、黙っていられずに地面に穴を掘り、そっと秘密をささやきます。ところが、そこに生えた葦が、風が吹くたびに秘密をささやいてしまうのです。
話さずにはいられない気持ちと、話したことが広まってしまうこわさ。そのふたつは、昔から隣り合わせでした。
職場でこぼした愚痴が、別の人に伝わっていた。友だちに打ち明けた恋の話が、いつのまにかみんなの話題になっていた。身近な人ほど、話したことはその後の関係に残ります。だから、本当に話したいことほど、言えなくなってしまう。
みっつめ
聞いてほしいだけなのに、答えが返ってくる
半数以上の人が「ただただ聞いてほしい」と答えていました。けれど聞く側は、つい解決してあげたくなるものです。
「それなら、こうすればいいよ」「でも、あなたにも原因があるんじゃない?」。善意だとわかっているからこそ、「アドバイスはいらない」とは言いにくい。オチのない話をするのも、なんだか申し訳なくなってしまいます。
話せる場所を、いくつか持っておく
話せる場所がひとつしかないと、その相手の都合や関係に左右されてしまいます。いくつか持っておくと安心です。
その新しい場所が、
わたしの話を、聞いてくれて。
わたしの内緒を、葦みたいに言いふらさなくて。
わたしだけが知っていて、
わたしに、ぴったりで。
そんな秘密の友だちだったら、
いいと思いませんか。
だから、わたしたちは
あなたのためのナイトモを用意しました。

画面は、架空の会話をもとにしたイメージです。ナイトモの話し相手はAIです。
会話の扱いはプライバシーポリシーをご覧ください。
この記事は、ナイトモを作っているチームが書きました。
- 内閣府孤独・孤立対策推進室「令和6年 人々のつながりに関する基礎調査 調査報告書」(2025年4月)。調査期日2024年12月1日、全国の16歳以上2万人を無作為抽出、有効回答10,871人。問19・問21・問22より。
- マイナビウーマン「「聞いてほしいけど、意見しないで」人に相談するときの女子の複雑な心理を調査!」(2015年10月27日公開)。2015年10月、働く女性22〜34歳、有効回答200件。
- 兼好法師『徒然草』第十九段。
- 気持ちのつらさが長く続くときは、厚生労働省「まもろうよ こころ」から、電話やSNSで話せる相談窓口を探せます。